名古屋市が取り組む「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」とは?
名古屋市内にマイホーム購入を検討中の方は、教育環境についてもご関心をお持ちの事と思います。
今回は、名古屋市の行っている「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」という独自の取り組みについてご紹介します。
名古屋市の「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」の内容
「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」は、2019年に名古屋市が、策定しました。
この計画では、望ましい学校規模を確保し、「子どもたちがいきいきと輝く良好な教育環境」を目指すべき姿として目標に掲げています。
なぜこのような取り組みが始まったのかというと、そもそもの始まりは名古屋市で少子化に伴って小規模校が増加するという問題が生じたためでした。
解決策として学校の統合などを行ってきましたが、その後過大規模校が生まれる、学校施設の老朽化など新たな課題も出てきたために、きちんと目標を掲げて望ましい学校規模の確保に取り組もうという事でこの計画の策定に至りました。
最終的に実現したいビジョンとして、子どもたちが多くの人とふれあい育つこと、教員が子どもとより向き合うことができ指導が充実すること、学校の老朽化を早急に改善することの3つを掲げています。
名古屋市が望ましい学校規模の確保のために行っている具体的な取り組み
名古屋市では、小学校では12から24学級で中学校では6から24学級を理想的な学校規模と考えています。
それを下回るとクラス替えができないなどの問題が生じます。
そのような学校を「小規模校」とし、一方小中学校ともに31学級以上を「過大規模校」としています。
小規模校、過大規模校にそれぞれに問題点が生じるので、その解決のために名古屋市では以下の対策を行っています。
「小規模校」では、関わる人が少なくなってしまうため、学校生活の中で様々な考え方に出会い、社会性を伸ばす機会が限られてしまうことが一つ目の問題として考えられています。
その他にも、クラス替えが困難なために人間関係が固定化してしまうことや、男女比が偏ってしまうこと、またクラス同士の切磋琢磨するような教育の活動が難しいことが挙げられています。
一方、「過大規模校」では、学校行事の中で活躍ができない子どもが現れる、人間関係の希薄化、一人あたりが使える運動場の面積が狭くなると教育活動の展開に支障があるなどの問題があります。
これらに対する取り組みとして、小規模校では通学区域を変更することや、学校を統合させる事を進めています。
一方で過大規模校に対しては、通学区域の変更に加え、学校の分離新設を進めています。
このように名古屋市では、学校の規模の適正化に向けて問題点の明確化し、その解決に向けて様々な取り組みをしています。
まとめ
名古屋市で行われている「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」についてご紹介しました。
子ども達により良い教育環境を与えられるよう努力していることが、とても伝わってきましたね。
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