新築だからできる一戸建てのシロアリ対策って?種類や詳しい対策方法とは
新築の一戸建てを建てるなら、地震や災害に強い家が注目されていますね。
しかしそんな対策もしっかりとしたシロアリ対策をしなければ、柱をシロアリに食いつくされ強度を失い、せっかくの機能を果たさなくなってしまいます。
シロアリ対策をおこなうなら、新築中がベストタイミングといわれています。
今回は、日本に生息するシロアリの種類や、新築のときにできる一戸建てのシロアリ対策についてご紹介します。
新築一戸建てのシロアリ対策:シロアリの種類について
日本の一戸建ては木造住宅が多く、湿気が多い気候のため、シロアリ被害が多い国といわれています。
日本に生息するシロアリの種類は大きくわけて3つです。
<マトシロアリ>
湿った木材を好んで食べ、特別な巣をつくらないため、家が倒壊するような被害になる可能性は低いです。
<イエシロアリ>
あらゆる場所に巣をつくり、湿った木材だけでなく乾いた木材も食べ、家中を食べつくす傾向があります。
地震などの震災時に、家の倒壊原因になる可能性ありです。
<アメリカカンザイシロアリ>
巣をいくつもつくり、1つ巣を駆除しても、安心できない可能性があります。
アメリカから渡来したといわれ、家の柱や梁だけでなく、家具や建具などの乾材を食べつくす傾向があります。
新築一戸建てのシロアリ対策とは?
シロアリ被害にあうのは、なにも古い家だけではありません。
シロアリ対策をしていなければ、新築して3年ほどの一戸建てでも被害にあうケースがあります。
被害が発生してからではなく、予防する対策が効果的です。
家ができ上がってしまってからでは、できないシロアリ対策があるので、新築中に対策を施すのがベストです。
新築のときのシロアリ対策の方法についてご紹介します。
<シロアリ対策について確認する>
新築のときに、どのようなシロアリ対策をおこなうのか確認しましょう。
なぜなら建築基準法において、シロアリ対策は義務ではないので、建築業者によって対策方法はさまざまです。
販売担当者にどのようなシロアリ対策をしているのか、使用した薬剤はなにか、確認をしておきましょう。
<点検しやすい作りと侵入経路を把握する>
シロアリは、ほとんどの場合、地中を通って建物内に侵入します。
「蟻道」と呼ばれるトンネルをシロアリは作って、光を避け、地面から餌となる材木へ向かいます。
ですから床下を点検できるように、33センチ以上にしておく必要があります。
またシロアリが家に侵入してくるルートはだいたい同じといわれ、おもな場所は、基礎の立ち上がり、基礎の打ち継ぎ部、玄関ポーチや配管貫通部のすき間といわれています。
これらの侵入経路を重点的に点検し、早期発見がシロアリ対策の基本です。
まとめ
今回は新築一戸建てを検討中の人へ、シロアリの種類や対策についてご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。